35歳でも遅くない！家を買うための将来設計から資金シミュレーションまで徹底ガイド #column

「35歳で家を買うなんて、もう遅いのかな？」──そんな不安を感じたことはありませんか？

ライフステージが落ち着き始めるこの年齢。結婚、子育て、仕事、将来の資産形成……さまざまなことを考えるタイミングでもあります。

結論から言えば、35歳で家を購入するのは決して遅くありません。むしろ、人生経験を積んだ今だからこそ、“自分たちらしい住まい”を具体的に思い描ける年齢ともいえるでしょう。

この記事では、35歳で家を買うメリットと注意点、頭金なしで購入する際の資金計画、家づくりをスムーズに進めるためのコツをまとめて紹介します。

この記事を読めばわかること

• 35歳からのマイホーム購入はなぜ“遅くない”のか？
• 年齢と住宅ローンの関係、返済シミュレーション
• 頭金ゼロでも買える家とその注意点
• 家づくりを成功させるための5つのヒント
• 将来を見越した住宅選びと資金戦略

1. 35歳で家を買うのは本当に遅い？

実際のところ、住宅購入の平均年齢は約35歳〜39歳といわれており、多くの人にとってこのタイミングは一般的です。

■ 今こそ適齢期である理由：

• 収入が安定してきたタイミング
• 家族構成がある程度固まってくる
• 子どもの教育や通学を見据えた住まい選びが可能
• 将来の住まい方を長期視点で考えられる

「もっと早く買えばよかった」と感じる人もいれば、「35歳で正解だった」と満足している人も。大事なのは“今の自分に合った選択”です。

2. 住宅ローンと返済シミュレーション

住宅ローンは、年齢によって審査や返済期間に影響があります。

■ 年齢制限と返済期間の考え方

• 多くの金融機関で最長35年ローンが組めるのは80歳完済が上限
• 35歳なら最長でも45年ローンは組めないが、35年ローンは可能
• 「繰上げ返済」や「退職金での一括返済」なども検討材料に

■ 月々の返済例（仮のシミュレーション）

借入額	金利（変動）	返済期間	月々の返済額
3,000万円	0.6%	35年	約79,000円
3,500万円	0.6%	35年	約92,000円
4,000万円	0.6%	35年	約105,000円

※金利や条件は金融機関により異なります。

3. 頭金ゼロでも家は買える？

近年では、頭金なし＝フルローンで住宅を購入する人も少なくありません。ただし注意すべき点もあります。

■ フルローンのメリット

• 手元資金を減らさずに購入できる
• 貯金を教育費や緊急時用に確保できる

■ フルローンの注意点

• 金利や手数料などの「総支払額」が増える可能性
• ローン審査のハードルがやや高くなることも
• 家計にゆとりがある設計が求められる

あくまで無理のない返済計画が前提。自己資金を一部準備しておくのがベターですが、「頭金ゼロ＝ダメ」ではありません。

4. 家づくりを成功させる5つのコツ

① ライフプランと連動させる

「今の生活」だけでなく「10年後」「20年後」も見据えた設計にすることで、住まいの価値が長続きします。

② 無理のない返済計画を立てる

「月々いくら返せるか」ではなく、「いくらなら余裕をもって暮らせるか」で考えるのがポイント。

③ 立地と将来性を見極める

通勤・通学の利便性だけでなく、資産価値や災害リスクも考慮しましょう。

④ “今の理想”にとらわれすぎない

間取りやデザインは可変性を持たせて、将来の変化に対応できる設計が◎。

⑤ 情報収集と比較検討を怠らない

モデルハウスの見学や、住宅展示場での相談は積極的に。SNSや口コミも活用すると◎。

まとめ

35歳で家を買うのは、決して遅くありません。むしろ、「いまの自分」「これからの自分たち」にとって何が必要かを見極められる年齢です。住宅購入はゴールではなく、新しい暮らしのスタート。
将来の安心と満足を手に入れるために、今できる準備から始めましょう。