発酵から焼き上がりまで完璧に!パン作りのための専用パントリー設計 #column

この記事を読めばわかること

パン作りが大好きな桜井美樹さんは、自家製酵母を使ったパンを教室で生徒さんたちと楽しむ日々。
今回は、彼女の願いである「発酵食専用パントリー」についてご紹介します。
自家製酵母の管理や製パン作業を快適に行うためのポイントや、プロ並みの設備の取り入れ方が満載です。

登場人物

  • 名前:桜井美樹(35歳・女性・パン教室インストラクター)
  • 夫:桜井直樹(37歳・会社員)
  • 家族構成:夫婦と二人の子供(6歳、3歳)
  • 願望:自家製酵母の管理ができる発酵食専用パントリーと製パン設備の充実

自家製酵母が育つ場所は「発酵食専用パントリー」

桜井さんが思い描くのは、理想的な発酵空間を備えたパントリー。
「温度と湿度が整った空間で酵母が活発に育つ環境を持てたら…」と、以前から夢見ていました。
家庭でのパン作りに適した温湿度管理は難しいものですが、パントリー内に専用の温湿度計や換気扇を取り付けることで、その難しさが解消されます。
また、発酵に最適な環境にするため、壁面の断熱性を高めたり、パントリーの内壁に防カビ加工を施すことも大切です。
湿気の多い空間はカビの発生が気になるところですが、こうした工夫で清潔に保てます。

温湿度管理と照明で理想の発酵環境を実現

発酵には温度や湿度がとても大切。
桜井さんも、「気温や湿度が安定していると、酵母が元気に育つんです」と言います。
発酵室には、調湿機能付きエアコンや専用の加湿器、また、季節に応じて除湿もできる設備を取り入れるのがポイントです。
特に夏場の温度管理にはこだわり、設定温度を保てる小型エアコンや自動調整機能があるサーキュレーターが効果的。照明もまた、温度に影響します。
日光に長く当たると発酵過程が不安定になるため、柔らかい間接照明を活用するのも桜井さんのおすすめ。
壁に埋め込み式の棚を設置すれば、酵母容器を並べることができ、空間もすっきり保てます。

パン作りをスムーズにする設備と動線

桜井さんの目指す空間は、発酵から成形、焼成までの作業がスムーズに進む動線。
特に、作業台の高さを工夫し、道具や材料を取りやすい配置にすることで、効率が大きく向上します。
「長時間の作業でも疲れないように、作業台の高さは重要」と話す桜井さん。

さらに、作業台近くに大容量の収納を備え、ボウルや型、計量器、発酵用の容器などをまとめて管理するのも便利です。
また、製パン専用のオーブンを配置する場所は、熱がこもらないように壁から少し離すことも大切。

  • 発酵用温湿度計:酵母や生地の状態を把握するための必須アイテム。
  • 作業台とオーブンの動線:効率良く作業を進めるための配置が大切。
  • 換気扇と除湿機:カビの発生を防ぎ、清潔な環境を保つ。

まとめ:家庭でできる「専用発酵パントリー」を住宅展示場で確認しよう

家庭で本格的にパン作りを楽しむなら、発酵パントリーを導入するのは夢のような選択肢。
住宅展示場では、最新の空間デザインや、さまざまなシーンに合わせた工夫が見られるモデルハウスも多く、学びがいっぱいです。
「ここで育てた酵母で焼き上げたパンが、毎朝の食卓に並ぶことが楽しみ」と桜井さんも胸を弾ませています。
ぜひ、ご家族で発酵食ライフを楽しむ理想の空間を探しに、住宅展示場で実際の設備を体験してみてください。