引っ越し費用、実際いくらかかる?元引っ越しスタッフが“リアルな金額と節約術”をこっそり伝授!#column

この記事を読めば分かること

  • 一人暮らしから家族引っ越しまで、リアルな費用相場
  • 「近距離」と「長距離」で料金がどう違うか具体的に分かる
  • ただ運ぶだけじゃない、意外と見落としがちな追加料金の正体
  • 知ってるだけで数万円節約できる、プロ直伝のコツ

はじめに

3月初めの平日、引っ越しトラックが団地の前に横付けされ、作業員たちが次々と段ボールを運び出す。近所の子どもたちが「どこ行くの?」と無邪気に声をかける。その光景を見ながら、あなたもふと思う。「引っ越しって、全部でいくらかかるんだろう?」

いざ自分が引っ越しをするとなると、何から手を付ければいいのか分からない人は多いはず。特に気になるのが、やっぱりお金。ネットには相場情報があふれているけれど、「結局、うちの場合はいくら?」が分からないまま、見積もりを取る人も少なくありません。

この記事では、引っ越し業界で働いていた経験をもとに、リアルなお金事情を暴露。ちょっとした工夫で簡単に安くするコツまで、こっそり教えます。

そもそも引っ越し費用って何にかかるお金?

トラックと人件費が基本料金の柱

まず避けられないのが「トラック代」と「作業スタッフの人件費」です。
小さな軽トラなら安いですが、大きな家族向けの2トントラックだとぐんと高くなります。

さらに、作業スタッフの人数も影響。

  • 一人暮らしなら2名
  • 家族なら3〜4名

このスタッフ代が、意外とバカになりません。

プラスαでオプション料金が乗ってくる

たとえば、

  • 荷造りや荷解きを全部おまかせ
  • 大型家電の設置や配線までお願い
  • ピアノやペットの輸送

こんなオプションを付けると、どんどん金額が膨れ上がります。

実費も見逃せない

引っ越し業者に払うお金以外にも、あなたが直接負担するものも。

  • 高速代やガソリン代(長距離の場合)
  • 駐車場代(トラックが停めにくい場合)
  • 不用品の処分代

こうした細かい出費も積み重なるので要注意です。

実際の相場はどれくらい?人数&距離別にリアル金額を公開

単身引っ越し

  • 同じ市内:3万円〜5万円
  • 県をまたぐ:5万円〜8万円
  • 長距離:8万円〜12万円

2人暮らし

  • 近距離:6万円〜10万円
  • 中距離:10万円〜15万円
  • 長距離:15万円〜25万円

4人家族

  • 近距離:10万円〜15万円
  • 中距離:15万円〜25万円
  • 長距離:25万円〜40万円

家族が増え、距離が伸びるほど、どんどん高くなるのが特徴です。

「時期」でここまで違う!同じ条件でも料金が倍になる理由

引っ越し業界には「繁忙期」と「閑散期」があります。

繁忙期(3月〜4月)

とにかく高いです。
人気の午前便は、閑散期の2倍以上になることもザラ。

閑散期(5月〜6月・9月〜11月)

予約も取りやすく、料金もお手頃。
タイミングをズラせるなら、断然この時期がおすすめです。

荷物の量でも大きく変わる!リアル体験談

私の友人・田中さん(単身・都内引っ越し)の話。

  • 断捨離しまくって荷物は段ボール8箱のみ
  • 平日午後便を選択
    結果、引っ越し代はなんと2.8万円!

一方、別の友人・佐藤さん(家族4人・県外引っ越し)は、

  • 家具・家電すべて新居へ持ち込み
  • 不用品処分も業者依頼
  • 繁忙期の土曜日午前を指定
    トータル32万円かかったそうです。

同じ業者でも、条件次第でここまで差が出ます。

brown cardboard boxes on brown wooden table

すぐ使える!引っ越し代を安くする5つの技

1. 平日午後を狙え

午前中より午後の方が空きが多く、料金も安めです。

2. 相見積もりはマスト

3社以上から見積もりを取って比較するだけで、最大5万円違うことも。

3. 梱包・荷解きは自分で

時間はかかりますが、ここを削るだけで数万円節約できます。

4. 不用品は事前に処分

荷物が減ればトラックも小さく、人件費もカットできます。

5. ネット割・早割を狙う

オンライン見積もり限定割や、早期予約割引を賢く活用。

引っ越し代以外にもかかるお金がある

  • 敷金・礼金・仲介手数料
  • 新居のカーテンや家具購入費
  • ご近所への挨拶品
    見積もり外の出費も多いので、引っ越し費用=「引っ越し代」だけと考えないようにしましょう。

まとめ

引っ越し費用は、「基本料金+オプション+実費」で構成され、条件によって金額は大きく変わります。
大切なのは、何にいくらかかるのかを事前に知り、必要なサービスと不要なサービスを見極めること

「引っ越し貧乏」にならないためにも、この記事を役立ててください。