2階にリビングってアリ?眺めも気分も変わる“上階ライフ”のリアル #column
はじめに:光の差すリビングが、実は2階にあった件
「せっかくのマイホーム、やっぱりリビングは明るくて開放的にしたい!」——そんな願望、ありますよね?
で、その“開放感”、どこにあるかというと……実は“2階”だったりするんです。
1階リビングが定番の中で、2階にあえてリビングを置く。ちょっと珍しい選択ですが、じつは近年じわじわと人気上昇中。
今回は、「2階リビングって実際どうなの?」という疑問に、メリットもデメリットも包み隠さずズバッとお答えします!
この記事を読めばわかること
- 2階リビングって実際どんな感じなのか
- どんな良いこと・困ることがあるのか
- 向いてる家族や土地の条件は?
- 採用前に考えておきたいポイント
- よくある「後悔ポイント」とその回避策
1. 「2階リビング」とは?──平たく言えば“LDKが上にある家”
はい、もう読んで字のごとくです。
リビング・ダイニング・キッチン(LDK)を2階に配置した間取り、それが“2階リビング”。
都市部のコンパクトな土地や、南側がすぐ隣の家で埋まってるような土地だと、1階では日当たりが絶望的……なんてことも。
そんなとき「じゃあ上に行こう!」と光と風を求めてリビングが2階に昇格。
眺望・プライバシー・日当たりのトリプルジャンプが叶う、ちょっと賢い戦略です。

2. ここが推せる!2階リビングのポジティブポイント
ではさっそく、「2階リビングってどんなメリットがあるの?」という疑問にお答えします。
✅ 採光バツグン!光が差す幸せ
2階なら隣家の影になりにくく、太陽の恩恵をこれでもかと享受できます。
朝の光でコーヒーを飲む幸福、味わえますよ。
✅ 外からの視線が届きにくい
1階リビングだと通行人の視線が気になって、カーテン閉めっぱなしなんてことも…。
2階なら外からの目がほとんど入らず、心置きなくゴロゴロできます。
✅ 見晴らし良好。プチ絶景付き
公園ビュー、川沿い、桜並木…。眺望が抜けている土地なら、2階からの景色がご褒美に。
毎日ちょっとした“非日常”が暮らしに混ざります。
✅ バルコニーが生きる
洗濯・ベランピング・夜空観賞…。
2階リビング直結のバルコニーがあると、屋外とのつながりが気持ちいい!
✅ 1階スペースの有効活用
リビングを2階に追い上げたことで、1階は自由度マシマシ。
子ども部屋や客間、水回りを配置して、“暮らしやすい動線”が組めます。
3. 正直ここは不便。2階リビングのリアルなデメリット
夢だけじゃないのが現実の暮らし。
2階リビングにも「ちょっと面倒…」な点はあります。
⚠ 上り下り問題(階段との戦い)
買い物帰りのエコバッグを抱えての階段チャレンジ。
日々の昇降が「筋トレかよ」ってくらいに感じる日も。特に高齢の方にはキツめです。
⚠ お客様対応が若干めんどう
玄関とリビングが別フロアにあると、来客時にちょっと気を使います。
「はいどうぞ」と2階にお連れするのがちょっと手間…。
⚠ 夏はサウナ状態になりやすい
太陽が直撃する分、夏は「うわ、暑っ…」となることも。
断熱・遮熱対策を怠ると、2階リビングが“熱帯リビング”に変身してしまいます。
⚠ 設備コストが増える可能性あり
階段や配管の設計が複雑になるぶん、工事費が上乗せされることも。
「これぐらいかな」と思ってた予算が、気づけばオーバー…というケースも珍しくありません。
4. こんな人・土地なら「2階リビング、大正解!」
じゃあどんな人に向いてるの?というと、こんな条件が揃っている方です。
- 周囲に建物が密集していて1階が暗い
- 敷地が狭く、1階にLDKを広く取れない
- 景色を楽しみたい(公園・川・山などが見える)
- 家族以外の来客が少なめ
- 子育て中心で、1階に子ども部屋を集中させたい
要は、日当たり・風通し・眺望にこだわりたい人、そして階段の上り下りにそこまでストレスを感じない人にはピッタリです。
5. 後悔しない!2階リビング成功のためのコツ
「2階リビング、やっぱり選んでよかった!」と言えるように、先回りして工夫しましょう。
🛠 エレベーター or 緩やか階段を検討
将来のために、ホームエレベーターを導入する家も増えています。
難しければ、踏板が広くてゆるやかな階段にするだけでもラクさが違います。
🛍 買い物動線の工夫を
玄関→階段→キッチンの動線は、なるべく直線に近い形で。
階段近くにパントリーを作るのもおすすめです。
🌬 断熱・遮熱を強化せよ
窓の断熱性能、庇(ひさし)、遮光カーテン…。
暑さ対策は“設備×設計”のダブルで挑みましょう。
🧺 家事動線&収納も忘れずに
洗濯機と物干し場の動線が長すぎると日々のストレスに。
階段と水回りの位置関係は超重要です。
まとめ:2階リビングは、暮らしに“小さな特別”をくれる。
- 明るくて気持ちのいいリビングがほしい
- 他の家とはちょっと違う間取りにしたい
- 日常にちょっとした眺めや開放感を取り入れたい
そんなあなたには、2階リビングはまさにフィットする選択肢。
もちろん、階段や暑さ対策などクリアすべき課題もありますが、それ以上の心地よさと満足感を感じる人が多いのも事実。家の間取りは、あなたと家族の「生き方」をカタチにするもの。
選ぶ理由が“自分たちらしさ”に繋がっているなら、それが正解なんです。